奉仕活動というか、職業体験であれば、効果が得られることは、実施した学校であればよくわかること。ただ、「未成年による凶悪犯罪増加やいじめの深刻化」とどうつながるのかが、今ひとつ。どちらかというと職業体験によって、基本的な社会のマナーにふれることと、職業を意識することでの学力向上が得られると感じています。実際、進学校で、授業を増やすより、職業体験を増やした方が、学力が向上したという報告があります。
それについては、授業時数を10%増やすという話にも関わってきますが、単にやればいいというわけではないということ。ゆとり教育以前の状態に戻すといっても、すでにゆとり教育が開始した後の人たちが親になっているのですから、単純に形だけ戻しても、中身は戻りません。
話を戻して、もう一つ、職業体験の意外な効果があります。教師が一般業種の人たちと打ち合わせなどで出向くことで、普段閉鎖的といわれる教師が外の空気に触れることができます。これは結構興味深く、ためになります。時には、学校の話をすれば、逆に教師の実態も一般の人に少し理解してもらえるわけで、一石二鳥ともいえます。
「開かれた学校」とPRし、授業参観を増やしたり、ホームページを作成・更新したり、文化祭の一般公開をしたとしても、常に受け入れる側に立っています。そうではなく、教師が出向いていくことの刺激というのは重要です。もちろん次の日に何かが変わるというわけではありません。それは生徒も同じです。意識の向上が長期的な視点でプラスになっていくのです。
また、いろいろな未成年の報道がされれば、商店街を歩く子供はいつ万引きするかわからない危険人物にも見えるそうです。職業体験で生徒がお店の人と会話をしたりする中で、大人としての関わり方も変わってくるということだそうです。
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