「ゆとり」教育を評価しない人が6割を超える

「ゆとり教育」を評価しない人が6割超える

学力低下を理由にする人が多いのですが、
話をややこしくしているのは、「絶対評価」が強制された影響もあるんですよね。
当時の新聞でも「全員に5も可能」なんてとんでもない見出しで紹介されました。

自分の相対的な位置がわからなくなり、学習意欲が低下したとも言えるんです。
評定は、甘くなった学校が多いので、上位生徒はたくさん5のいる中の1人になり、
下位生徒は、あまり勉強しなくても1にはならないのか、ってことになります。
でも、教室を見渡せば、自分がどのくらいの位置にいるかは、何となくわかってしまう。

高校入試では、自分の相対的な位置を正確に知ることができないので、
少し余裕のある高校を選び、さらに受験期の学習意欲も低下してしまいます。
人生のうちで、もっとも長期間にわたり勉強に取り組むのは、
受験勉強だと思うのですが、それがなくなってしまう。

詰め込み教育・偏差値教育をしないで、学力向上を図るには、
時間的な余裕が必要です。
土曜日が休みになった分、平日にしわ寄せがいったので、
放課後の活動や勉強会を開くことも厳しくなりました。
心のゆとりを生む行事もどんどん減らされ、追われるような毎日。
じっくり取り組むことができる長期休業も減らされる傾向になります。
まず、この辺りの時間的な余裕を解決しなければなりませんね。

そして、向上心を育てるカリキュラム。
偏差値教育を否定する人が多いのですが、何か向上したことの目安が必要になります。
絶対評価なのですから、100点満点の点数でもかまわないと思うのですが、
上位生徒と下位生徒が混在している中では、低い点数では意欲がわかないと思います。
基本コースの最低レベルをクリアする問題と応用コースのどこまで学力を上げるかの
ランクわけがあってもいいのではないでしょうか。
人間をランクわけするのではなく、内容をランクわけ。
中学生になれば、得意不得意は自分で判断できます。
自分の目標を持って、取り組むことができるカリキュラムは、わかりやすいと思うんですが。

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